第45回全青司かながわ全国研修会

主催:全国青年司法書士協議会  主管:神奈川青年司法書士協議会

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第9分科会

様々な労働者が共生できる社会を実現するために
~労働者と共に事件に関わる司法書士としての実践~

担当 全国青年司法書士協議会 生活再建支援推進委員会

【開催趣旨】

「働くこと」によって生きるための収入を得る市民にとって、自身の置かれた労働環境とは、ある意味で生命線と言えます。
これまでも労働環境を巡っては、セクハラ・パワハラ、サービス残業、また労働環境の一方的かつ究極的な破壊行為としての不当解雇・派遣切りなど、時代によって形を変えてその問題が顕在化してきました。当会主催の全国一斉労働トラブル110番にも数多くの相談が寄せられ、その都度、あらゆる法的視点からの問題点を検証してきました。

司法書士が労働者の支援を続ける意義とは何でしょうか。それは、法と暮らしのセーフティネットの担い手に他ならないからではないでしょうか。
本分科会では、司法書士だからこそできる、様々な立場におかれた労働者との二人三脚の紛争解決について、これまで司法書士が関与してきた多くの事例をもとに、一度原点に立ち返り、再検討したいと思います。
また、これまでと少し視点を変えて、各個人の有する属性的な側面から見た場合、例えば、メンタルヘルス疾患を患った方、外国人、LGBT、障がい者など社会的に弱い立場に置かれた市民が「労働者」としてトラブルに巻き込まれたときに、どのような支援が行えるのかも併せて検討します。

こうした労働者の支援に一人でも多くの司法書士が関わり、労働問題をあまねく浮き彫りにすることによって、企業側の体質改善・法令順守に寄与し、もって様々な労働者が共生できる社会を実現を図ることができるものと信じて本分科会をお送りします。

【研修内容】

下記の通り、実務的な視点から、これまでの司法書士の労働事件への蓄積を振り返り、今一度労働事件に関わる司法書士の理念を再考します。
・司法書士流の二人三脚の「労働審判」「労働裁判」実践
・司法書士だからこそできる「少額」の労働紛争の解決
・司法書士の書類作成として「賃金の先取特権による差押」の実例
・できる支援から始めよう!これから労働事件に関わる司法書士へ
・様々な立場にある労働者の支援について

※なお、法改正又は判例動向に伴い、研修内容は発展的に変更されることがあります。
【参考資料】『労働相談Q&A2015』
(全国青年司法書士協議会生活再建推進委員会編)

公開日:
最終更新日:2016/07/18